社会貢献活動

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UACJグループは、良き企業市民として事業を通して社会に貢献するだけではなく、社会から信用・信頼される企業グループとして、持続可能で豊かな社会の実現に貢献するためにさまざまな活動を展開しています。

基本的な考え方

UACJグループは企業理念、そして「100年後の軽やかな社会のために」というサステナビリティの考え方のもと、「UACJウェイ」を実践し、事業活動を通じて、企業の立場から社会課題の解決に貢献するとともに、持続的な企業価値の向上を追求しています。「次世代育成」「文化・芸術・スポーツ振興」「環境保全」の3つの分野を中心とした活動を通じて、ステークホルダーとの共存共栄を図っていきます。

関連情報 行動指針「UACJウェイ」

活動目的

  • グローバルな社会課題の解決に貢献すること
  • 事業を展開する地域コミュニティにおける社会課題の解決に貢献すること
  • ステークホルダーからのニーズに応えること
  • UACJグループの経営資源である人財や技術を有効に活用し、効果的なアプローチをとること
  • 従業員の挑戦心を醸成し、発想力やチームワーク力を強化し、共感力を磨くこと
  • UACJグループのブランド価値のさらなる向上を図ること

推進体制

UACJ総務・広報部が、各製造所、グループ会社などと連携して当社グループの強みを生かした社会課題解決のための各種プログラムを企画・実行しています。社団法人、財団法人、NPO・NGOなど非営利団体への寄付や会費については、社内規定に基づき、関連部署にて適正性を審査したうえで実施しています。
また、UACJでは会社として社会福祉、災害復旧、環境保全などの活動への参加を呼びかけるだけでなく、従業員個人としての社会参加を支援するためボランティア休暇制度※を導入しています。

※ボランティア休暇制度とは、ボランティア活動を行う際に通常の有給休暇とは別に有給で休暇を取得できる制度です。

次世代育成

スポーツを通じた次世代育成

東京ヤクルトスワローズとの次世代育成

UACJは、スポーツを通じて次世代を担う青少年の育成を図ることを目的として、プロ野球球団の東京ヤクルトスワローズと協力してさまざまな社会貢献活動を実施しています。
2023年度は、5月27日に当社が深谷製造所を構える埼玉県深谷市の野球チームに在籍する小学生を対象とした「UACJ野球教室」を開催しました。当日は、106名の小学生が参加し、東京ヤクルトスワローズOBの皆さまに指導いただきました。
また、7月30日に明治神宮野球場で開催した「UACJ SPECIAL DAY」では、深谷市の野球チームに在籍する小学生とご家族50名を招待し、始球式や花束贈呈、エスコートキッズを務めてもらいました。
さらに、11月12日に当社が福井製造所を構える福井県坂井市の野球チームに在籍する小学生を対象とした「UACJ野球教室」を開催しました。当日は、121名の小学生が参加し、東京ヤクルトスワローズのキャッチャー中村悠平選手や、東京ヤクルトスワローズOBの皆さまに指導いただきました。

UACJ野球教室の写真
UACJ野球教室
UACJ SPECIAL DAY
UACJ SPECIAL DAY

宇都宮ブレックスとの次世代育成

UACJは、プロバスケットボールBリーグの宇都宮ブレックスとも協力してさまざまな社会貢献活動を実施しています。
2023年度は、7月22日に当社が現 UACJ小山製作所、現 UACJ鋳鍛製作所を構える栃木県小山市でバスケットボールチームに在籍する小学生などを対象としたバスケットボール教室「UACJ×宇都宮ブレックス バスケットボールクリニック」を開催しました。当日は、約180名の小学生が参加し、宇都宮ブレックスの#4四家魁人(しけ かいと)選手およびコーチ陣に指導いただきました。

※2024-25シーズン、四家選手は越谷アルファーズに移籍しています。

次世代教育スポーツイベント「チャレンジA」に協賛

UACJは、2019年から朝日新聞社主催の小中学生向け次世代教育スポーツイベント「チャレンジA」に協賛しています。
2023年度の「チャレンジA」は、12月17日に開催され、小中学生約400人が参加しました。トークショーや体験教室を通して、子どもたちに挑戦する心の大切さについてアスリートに伝えていただきました。

チャレンジA
チャレンジA

環境教育を通じた次世代育成

環境教育プロジェクト「地球教室」に協賛

UACJは、2018年度から朝日新聞社主催の小学生向け環境教育プロジェクト「地球教室」に協賛しています。
2023年度は、全国の小学生に15万部以上(デジタル版紙版含む)配布される環境教育テキストへの編集協力を行ったほか、9月23日に東京で開催された「かんきょう1日学校」で、当社従業員が講師として登壇しました。
また、「地球にやさしいアルミニウム」と題し、当社従業員を講師とした出張授業を実施しました。11月7日には、新潟県佐渡市立赤泊小学校に、12月14日には群馬県渋川市立伊香保小学校に訪問し、90%以上と高いリサイクル率を誇るアルミ缶のリサイクルや、軽くて強いという特長を生かして自動車の軽量化に貢献するアルミニウムについて紹介しました。 さらに、1月26日には埼玉県深谷市立上柴東小学校の児童を深谷製造所に招待し、出張授業に加えて製造所見学を実施しました。

地球教室2023出張授業
地球教室2023出張授業
地球教室2023製造所見学
地球教室2023製造所見学

SDGs教育プロジェクト「SDGsジャーナル」に協賛

UACJは、2021年度から朝日新聞社主催の中高生向けSDGs教育プロジェクト「SDGsジャーナル」に協賛しています。
2023年度は、全国の中学校高校420校に10万部配布するSDGs教育キット「SDGsジャーナル」の編集協力を行い、当社のSDGsに対する貢献を紹介しました。
また、「アルミニウムと考えるSDGs」と題し、当社従業員を講師とした出張授業を実施しました。1月18日には、岡山県井原市立高屋中学校に、2月9日には、徳島県阿波市立吉野中学校に訪問し、環境負荷低減に貢献するアルミニウムの特長や、当社のSDGsへの取り組みについて紹介しました。

SDGsジャーナル出張授業
SDGsジャーナル出張授業

キャリア教育プロジェクト「日経エデュケーションチャレンジ for SDGs」に協賛

UACJは、2019年度から日本経済新聞社主催の高校生向けキャリア教育プロジェクト「日経エデュケーションチャレンジ」に協賛しています。
2023年度は8月1日-2日に開催され、当社は「二兎追って二兎を得る?~アルミでかなえる、軽やかな世界~」と題して、当社従業員を講師とした授業を行いました。90%以上と高いリサイクル率を誇るアルミ缶のリサイクルや軽いという特長を活かして自動車の軽量化に貢献するアルミニウムのほか、講師のキャリアなどについて紹介し、トレードオフ問題への挑戦の重要性について伝えました。

当社従業員による授業
当社従業員による授業

アルミ缶リサイクルのゲームコンテンツの体験会を実施

2023年度にアルミ缶リサイクルに関する啓蒙を目的に、小学生向けのゲームコンテンツを制作しました。3月9日、23日、 28日には、ショッピングモールで体験会を実施し、小学生234人に学んでもらいました。

インターンシップ制度

UACJでは学生に対してインターンシップを実施しています。 毎年10名から15名程度の大学生(大学院生含む)・高等専門学校学生をインターンシップ生として受け入れ、研究開発部門で実際の業務テーマに取り組んでいただき、学校での学習や研究の位置づけを知るとともに、企業や社会で働く意味を考える貴重な機会を提供しています。

教育・研究などへの支援

UACJグループでは大学などの研究機関への研究助成や地域の文化・芸術活動を中心に支援を行っています。また、経済産業省の委託研究に参画し産官学共同で若手技術者や大学生の人材開発の仕組みづくりを進めているほか、スーパーサイエンスハイスクールへの企業実習の場の提供や独立行政法人国際協力機構が主催する研修活動や国内外の教育・研修などへの支援を行っています。

地域社会での教育・研究などへの支援

UACJグループは、事業場の近隣の学校と連携し、インターンシップ生の受入れや、教員の民間企業での研修の受入れを行っています。

関連情報 地域社会との関わり

文化・芸術・スポーツ支援

スポーツのスポンサード

UACJは、当社のブランド力向上および社会貢献・地域貢献を目的として、スポーツのスポンサーシップ活動を行っています。2024年3月現在、プロ野球球団の東京ヤクルトスワローズ(2015年~)、バスケットボールBリーグチームの宇都宮ブレックス(2019年~)、サッカーJ3チームのFC岐阜(2019年~)、ラグビーリーグワンチームの三菱重工相模原ダイナボアーズ(2023年~)、一般社団法人日本車いすテニス協会(2023年~)に協賛しています。

宇都宮ブレックスとアルミカップリサイクルプロジェクトを実施

2023年度から、低炭素社会と循環型社会の実現を目指し、宇都宮ブレックスのSDGsプロジェクト「BREX with(ブレックス ウィズ)」に協賛しました。宇都宮ブレックスホームゲーム会場で当社材を使用したアルミカップ採用いただき、リサイクルを推奨する取り組みを実施しています。

FC岐阜との環境美化啓蒙活動

2023年度には、環境美化の啓蒙活動を目的に、9月9日にFC岐阜と共同で、NPO法人グリーンバード協力のもと、サッカースタジアムで「ごみ袋でゴール!プロジェクト」を実施しました。

NPO法人日本ブラインドサッカー協会「スポ育」事業に協賛

スポ育は、小・中・高生を対象にブラインドサッカー体験をとおして、ダイバーシティ理解促進などにつなげる教育プラグラムです。2023年度は名古屋製造所内のお祭りで従業員とその家族や地域住民を対象にした体験会を実施しました。

名古屋製造所のイベントでの体験会
名古屋製造所のイベントでの体験会

国際的な音楽家への支援

UACJは、2019年度から認定NPO法人ミュージック・シェアリングに協賛しています。ミュージック・シェアリングは、2007年に国連ピース・メッセンジャー任命された五嶋みどり氏が理事長を務め、音楽を通して“本物の音楽”を通して、世界中の子どもたちの豊かな心を育む活動をしています。

五嶋みどり氏による音楽を通じた国際交流
五嶋みどり氏による音楽を通じた国際交流

将棋タイトル戦「竜王戦」に協賛

UACJは、2020年度から読売新聞社と日本将棋連盟が主催する最高位の将棋タイトル戦「竜王戦」に協賛しています。
UACJグループ理念において価値観の一つに掲げている「好奇心と挑戦心」に基づき、繰り広げられる熱戦をサポートし、文化振興や次世代の育成に貢献していきます。

第36期竜王戦(提供:読売新聞社)
第36期竜王戦(提供:読売新聞社)

障がい者アーティストを応援

UACJは、社会のダイバーシティ推進の取り組みの一環として、2021年度から一般社団法人障がい者自立推進機構のゴールドパートナーとなり、障がい者アーティストを対象に、デザインコンペを開催しています。
2023年度は、「アルミとあしたへ」をテーマとして募集し、85件の作品が集まりました。その中から当社グループの従業員の投票により、グランプリ1作品とUACJ賞2作品を選出しました。

パラリンアートコンテスト2023年度グランプリ
ケンタさん「アルミが支える地球の現実と未来へ」
パラリンアートコンテスト2023年度グランプリ ケンタさん「アルミが支える地球の現実と未来へ」

環境保全・地域清掃活動

クリーンアップ活動の実施

UACJは、街の美化と環境保全を目的に、2018年度から特定非営利活動法人greenーbirdに協賛し、事業場周辺などの美化活動に取り組んでいます。
2023年度はラムサール条約登録地である「藤前干潟(名古屋市)」のクリーンアップ活動をおこない、海洋生態系への影響が懸念されるマイクロプラスチックや大量の漂着物を回収しました。

藤前干潟のクリーンアップ活動の様子
藤前干潟のクリーンアップ活動の様子

企業の森づくり活動の実施

UACJは、福井県および坂井市と企業の森づくりに関する協定を締結し、「UACJ福井の森」として、2021年から植樹などの森林整備を通して地域の環境保全を推進しています。2023年度も従業員とその家族が参加し、下草刈りや捕植の活動を4回実施しました。

活動に参加した従業員とその家族
活動に参加した従業員とその家族

地域社会での環境保全・清掃活動

UACJグループでは地域に根差したCSR活動の一環として、自治体の環境美化活動への積極的な参加や工場周辺の清掃に取り組んでいます。

関連情報 地域社会との関わり

災害支援

被災地への支援活動

東日本大震災復興支援の一環として、2019年度から宮城県石巻市の一般社団法人イシノマキ・ファームへ協賛しています。同ファームは、震災などの影響で心に困難を抱える若者が働ける場として始まり、UACJは同ファームが作るビールの材料「ホップ」栽培への支援とともに、そのホップを使用して作るビールを販売するイベントにアルミカップを提供しています。

ホップ畑
ホップ畑

備蓄水「水の架け橋」での支援

UACJは、アルミボトル缶入りの賞味期限12年の備蓄水と供給ネットワークサービス「水の架け橋」を企画・販売しています。
2023年度は、令和6年度能登半島地震などの被災者の皆さまへ自治体などの要請に応じて寄贈しました。

災害時のアルミホイル活用法に関する啓蒙活動

UACJとUACJ製箔は、特定非営利活動法人プラス・アーツとともに、災害時のアルミホイルの活用法に関する啓蒙活動を実施しています。災害時のアルミホイル活用法についてパッケージのイラストで解説した「マイホイルPlus」を製造し、ノベルティとして配布するほか、動画などで解説したWEBページを公開しています。

関連情報 災害時のアルミホイル活用法