リリース・お知らせ 2023年
UACJグループ主要国内製造拠点過半数の17拠点が「再エネ電力100%工場」へ
—年間約10万トンのCO2排出削減を実現—
2023年3月27日
株式会社UACJは、2023年4月からグループ各拠点にて、100%再生可能エネルギー由来の電力(以下「再エネ電力」)を年間約220GWh購入することを決定しました。本取り組みにより、UACJグループの主要国内製造拠点※1のうち約63%にあたる17拠点が、Scope2のCO2排出量がゼロとなる「再エネ電力100%工場」になり、さらにCO2排出量約10万トン削減を実現します。この削減量は、UACJグループのScope2・CO2排出量※2の約20%に当たり、一般家庭に換算した場合※3、約54,000世帯に相当します。
UACJは、マテリアリティの一つに「気候変動への対応」を特定し、Scope1・2において、2050年のカーボンニュートラル実現に挑戦することと、2030年度までにCO2排出量を30%(2019年度比)削減することを目標として掲げています。今回、この目標に向けた取り組みの一つとして、本施策を決定しました。
今後は、UACJグループ製造拠点での太陽光発電の導入をさらに推進するほか、省エネのさらなる推進・徹底、廃熱回収の最大展開、低炭素燃料への転換などのCO2削減施策を検討してまいります。UACJグループは、今後も「100年後の軽やかな社会」の実現を目指して、サステナビリティ経営の推進や持続的な企業価値向上に努めてまいります。
再エネ電力100%工場の一覧(計17拠点)
- 株式会社UACJ押出加工名古屋(安城製作所)
- 株式会社UACJ押出加工群馬
- 株式会社UACJ押出加工滋賀
- 株式会社UACJ鋳鍛(鋳鍛工場、鋳鍛第二工場)
- 株式会社UACJ金属加工(仙台工場、成田工場、恵那工場、滋賀工場、広島工場)
- 株式会社ナルコ郡山
- 株式会社UACJアルミセンター(宇都宮カラーアルミ工場、滋賀工場、奈良工場)
- 泉メタル株式会社
- 鎌倉産業株式会社
- 株式会社UACJ Marketing & Processing
- ※1 UACJ(名古屋、福井、深谷)、UACJ押出加工名古屋(名古屋、安城)、UACJ押出加工小山、UACJ押出加工群馬、UACJ製箔(伊勢崎、滋賀、野木)、日金(埼玉)、UACJ押出加工滋賀、UACJ鋳鍛(鋳鍛、鋳鍛第二)、UACJ金属加工(仙台、成田、恵那、滋賀、広島)、ナルコ郡山、UACJアルミセンター(宇都宮カラーアルミ、深谷、滋賀、奈良)、泉メタル、鎌倉産業、UACJ Marketing & Processingの27拠点。製造部門が再エネ電力100%工場の対象で、本社・支社部門は除外。
- ※2 UACJグループ(国内+海外)のScope2・CO2排出量は470,000トン(2021年度)
ご参考:地球温暖化防止 2021年度の実績 - ※3 環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査(2019年度)」より。日本の一世帯当たり年間電力使用量は4,047kWh。
UACJについて
株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開する日本発の総合アルミニウムメーカーです。グループ企業理念では、「素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する」を掲げています。
当社は、2013年に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し、発足しました。グループ内に板、自動車部品、押出、箔、鋳鍛、金属加工の6つの事業を持ち、飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い産業分野にアルミニウム素材を供給しています。
アルミニウム板事業では、北米・タイ・日本の3極グローバル体制を構築しており、自動車部品事業では、北米・中国・日本で合金開発から設計までの一貫生産体制を活かしたビジネス展開を行っています。2022年3月期の売上高は7,829億円、グループ従業員は約9,600人です。