リリース・お知らせ 2023年

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東京大学に発足した「先制的LCA社会連携研究部門」に参画
—産学連携でアルミニウムのLCA手法の開発と社会実装へ—

2023年4月3日

株式会社UACJは、国立大学法人東京大学(東京都文京区、総長:藤井輝夫、以下「東京大学」)に新たに発足した「未来戦略LCA連携研究機構」内の「先制的LCA社会連携研究部門」への参画を決定しました。本部門内での産学連携によって、東京大学および他の参画企業13社とともに産業界に有用なLCA手法の開発と社会実装を目指します。

UACJは、マテリアリティの一つに「気候変動への対応」を選定し、Scope1・2において、2050年のカーボンニュートラル実現に挑戦することと、2030年度までにCO2排出量を30%(2019年度比)削減することを目標として掲げています。この目標に向けて、製造時の環境負荷低減、製品のカーボンフットプリントの提示や保証、環境対応製品の拡販、製品を通じた環境負荷低減などの取り組みを進めています。 LCAは環境負荷の比較に重要な考え方であり、今後、業界内外でのルールづくりが進むと考えられています。今回、LCAの最新情報の獲得やルール制定への参加、政策や制度への提言などを行うことを目的に、本参画を決定しました。

UACJは今後も、アルミニウムのサーキュラーエコノミーの心臓の役割を担うべく、社会や学術界と連携し、環境負荷の定量化やその最小化に関する取り組みに邁進し、持続可能で豊かな社会の実現に貢献してまいります。

※ LCA(Life Cycle Assessment、ライフサイクルアセスメント):製品やサービスについて、その原料調達から製造・輸送・販売・使用・廃棄・再利用に至るライフサイクル全体の環境・社会・経済への影響を定量評価すること。

ご参考

UACJについて

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開する日本発の総合アルミニウムメーカーです。グループ企業理念では、「素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する」を掲げています。
当社は、2013年に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し、発足しました。グループ内に板、自動車部品、押出、箔、鋳鍛、金属加工の6つの事業を持ち、飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い産業分野にアルミニウム素材を供給しています。
アルミニウム板事業では、北米・タイ・日本の3極グローバル体制を構築しており、自動車部品事業では、北米・中国・日本で合金開発から設計までの一貫生産体制を活かしたビジネス展開を行っています。2022年3月期の売上高は7,829億円、グループ従業員は約9,600人です。