リリース・お知らせ 2023年

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UACJグループの総合力強化を目指し、組織変更を実施
—押出・加工品事業本部と鋳鍛事業本部を新設、「素材+α」の付加価値を提供—

2023年11月29日

株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役:石原美幸、以下「当社」)は、UACJグループとして、さらに総合力を発揮していくことを目的に、2024年1月1日付で、押出・加工品事業本部と鋳鍛事業本部を新設する組織変更を実施することを決定しました。今後は、事業間でさらなるシナジー効果を発揮し、お客さまや社会のニーズに柔軟にお応えし、「素材+α」の付加価値を提供してまいります。

1.組織変更の内容

これまで、押出事業、金属加工事業と鋳鍛事業については、当社の100%子会社である株式会社UACJ押出加工、株式会社UACJ金属加工、株式会社UACJ鋳鍛が中核会社として事業を統括する体制としていました。本組織変更により、当社内の事業本部として、従来の板事業本部と自動車部品事業本部に加え、新たに「押出・加工品事業本部」と「鋳鍛事業本部」を設置します。各本部では、グループ会社を含む事業全体としての戦略を企画・推進する役割を担っていきます。

新旧組織図

2.組織変更の目的

近年、環境問題の顕在化などの社会動向を背景に、環境負荷低減に貢献できるアルミニウムを扱うUACJグループとしては、さまざまな分野で新たなビジネスチャンスが増加しています。この機会を確実に獲得し、長期経営ビジョン「UACJ VISION 2030」に掲げる「成長分野や成長市場の需要捕捉により、より広く社会の発展に貢献する」や「素材+αで、バリューチェーンおよびサプライチェーンを通じた社会的・経済的な価値の向上に貢献する」、「新領域への展開により、社会課題の解決に貢献する」を実現していくためには、UACJグループが持つ複数の事業を生かす必要があります。このたび、各事業の隣接領域で得たノウハウおよび事業間シナジーを土台に、グループの総合力を発揮してお客さまに新たな提案をする能力をさらに高める必要があると考え、本組織変更の決定に至りました。

UACJについて

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開する日本発の総合アルミニウムメーカーです。グループ企業理念では、「素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する」を掲げています。
当社は、2013年に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し、発足しました。グループ内に板、自動車部品、押出、箔、鋳鍛、金属加工の6つの事業を持ち、飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い産業分野にアルミニウム素材を供給しています。
アルミニウム板事業では、北米・タイ・日本の3極グローバル体制を構築しており、自動車部品事業では、北米・中国・日本で合金開発から設計までの一貫生産体制を活かしたビジネス展開を行っています。2023年3月期の連結売上高は9,629億円、グループ従業員は約9,500人です。