リリース・お知らせ 2024年

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米国ケンタッキー州知事ベシア氏がUACJ本社来訪
—アルミ缶リサイクル推進や自動車関連事業の拡大、人材育成に向けての相互連携を確認—

2024年8月28日

株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役:田中信二)は7月19日に米国ケンタッキー州のアンディ・ベシア知事が当社に来訪され、取締役会長の石原美幸、経営戦略本部長の隈元穣治と、同州で展開している当社ビジネスの状況や、その将来像などについて、意見交換を行いましたので、お知らせいたします。

アルミカップを手に記念撮影(左:UACJ会長石原、右:ケンタッキー州ベシア知事)
集合写真(左から、UACJ隈元、石原、ケンタッキー州ベシア知事、経済開発省ノエル長官、運輸省グレイ長官、ターシャスタッフ長、アジア代表事務所高橋代表)

意見交換の中で、石原から、ケンタッキー州でのビジネス展開について、カナダからグリーン地金の調達でCO2の排出減少を実現できる点、また、テネシー川流域の開発事業である水力発電資源を利用できるという高い競争力を享受できる点について感謝の意を述べるとともに、「脱プラスチック化、低炭素化の社会要請を背景に、米国のアルミ飲料缶市場は今後も安定的に成長・拡大すると見ており、ビジネスチャンスを逃さないようローガンでの事業成長に注力していくこと」「ビジネス拡大を通じて、地域社会の成長、雇用の拡大に貢献していくこと」、さらに「ケンタッキー州内の大学との産学共同の取り組みを通じて、アルミニウムのリサイクルを推進し、事業成長と環境配慮の両立を図ること」が基本方針であり、引き続き州知事、州政府のご支援をお願いしたい旨を表明しました。

ベシア知事からは、「アルミは自動車業界の未来にとって重大な要素。EV化や軽量化においてさらなる事業拡大と取り組みに期待している」とし、ケンタッキー州が注力している金属産業での人材育成プログラムをご紹介いただくと共に、リサイクル促進を通じて同州のみならず、米国経済を活性化させるために、UACJグループによるリーダーシップの発揮を大いに期待する、との激励の言葉をいただきました。

当社はケンタッキー州にて、連結子会社のTri-Arrows Aluminum Inc.(本社:ケンタッキー州ルイビル、CEO / President:Henry Gordinier)が、Novelis North America(本社:ジョージア州アトランタ、President:Cary Chenanda)と共同で、缶材製造に特化したLogan Aluminum Inc.(本社:米国ケンタッキー州ルッセルビル、President:Mike Buckentin、以下「ローガン工場」)を同州ルッセルビルで運営しています。ローガン工場は、日本・米国・タイにまたがる、当社の缶材事業を支える中核拠点の一つで、リサイクルの強化に取り組んでいます。また、連結子会社のUACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.(本社:ミシガン州ラディントン、CEO / President:David Cooper)が同州パデューカで、車体軽量化ニーズに応えるアルミ押出材を使った自動車用部品を製造しています。

これまで築いてきた両者間の良好な信頼関係を継続・発展させ、今後も協力して地域の発展に貢献していくことを確認し、再会を約束しました。

UACJについて

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開するアルミニウム総合メーカーです。「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。

UACJは、アルミ圧延を開始してから125年以上の歴史を持ち、グループの総合力を発揮し、板、自動車部品、押出・加工品、鋳鍛、箔の5つの事業を展開。飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い分野にアルミ素材を供給し、人びとの暮らしや産業を支えています。

2024年3月期の連結売上高は8,928億円、グループ従業員は約10,500人です。