リリース・お知らせ 2006年(旧 古河スカイ)

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技術研究所を深谷に集約

2006年8月3日

古河スカイは、研究開発力の一層の向上を図るため、現在4か所の各工場所在地に分散している技術研究所を深谷地区に集約することとしました。研究棟・実験棟3棟の新設と旧研究棟の改装を行い、各地区の研究員(2008年度には総研究員約140名となる予定)と研究機器を集約することにより、効率的で効果のある研究開発体制とします。投資額は約8億円、集約は2006年下期からはじめ、2007年末に完了する予定です。

現在当社の研究所は、福井、深谷、日光、小山の各工場に分散しています。この配置は各工場への技術支援の迅速性、即応性には有効ですが、工場ごとの製品を研究開発対象にする比重が高いため、重複して研究をするという非効率な状態や、基盤技術の研究が手薄になるという問題を抱えています。また、研究者同士の交流が持ちにくく、異なる技術分野の刺激や知識に触れる機会が少ないという状況にもあります。

これらの問題を解消するため、技術研究所を深谷地区に集約し、世界に通じる技術開発力を確立することを目標とします。具体的な狙いは以下の通りです。

  1. 重複研究を整理して一元化し、その結果生まれる余力を次世代新規製品開発および基盤研究に充当し、研究開発の足腰を強化する。
  2. 製品横断的な要素技術の研究を実施できる体制を作り、製品、技術のオリジナリティを強化する。
  3. 他分野の研究者と議論、相談ができる体制を作り、研究者同士が幅広い知識のなかでさまざまな刺激を受けることを可能とし、優れた研究者の育成につなげていく。
  4. 4か所の研究活動を支える設備インフラへの投資を1か所に重点配分することより、投資効率の向上を図る。
  5. 都市圏に技術研究所を集約することによって、研究者は顧客や学会により近い場所で情報を収集して研究成果に結びつけていくことができる。

なお、技術研究所の集約後も、福井、日光、小山地区には、最低限必要な工場への技術支援機能を有する組織は残すこととします。

研究棟完成予想図