リリース・お知らせ 2008年(旧 古河スカイ)

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自動車用アルミニウム精密鋳造部品製造子会社(ベトナム)の生産能力増強

2008年7月31日

当社の自動車用アルミニウム精密鋳造部品製造子会社であるフルカワスカイ・アルミナム・ベトナム社〔Furukawa-Sky Aluminum (Vietnam) Inc. 本社:ベトナム社会主義共和国ホーチミン市、岩田匡弘社長〕は、2009年3月稼動を目標に鋳造機および付属設備の増設を行い、生産能力増強を決定しました。投資金額は約200万USドルです。

地球環境保護や原油高による低燃費重視の動きが世界的に高まるなかで、自動車へのターボチャージャの装着率は大きく伸長しています。ディーゼルエンジン車を中心に、ガソリンエンジン車にも燃費削減のために装着されるようになってきました。
特にヨーロッパでは普及が進み、乗用車の50%強がディーゼルエンジン車となっており、そのほとんど全てにターボチャージャが装着されています。また今後、北米・アジアでもディーゼルエンジン車の増加が予想されています。
このため、ターボチャージャの需要は急速な拡大が見込まれ、毎年5~7%伸びてきたターボチャージャ用アルミニウム精密鋳造部品の需要も、2008年は全世界で約2,500万個になると推定されています。

また当社では、2002年の自動車用アルミニウム精密鋳造部品の製造開始以降、順調に生産量を伸ばしており、2007年度には2002年度対比で4.6倍の760万個を生産し、世界シェア約33%で第1位(当社推定)となりました。さらに2008年度には2007年度比約30%増の1,000万個の生産を計画しています。(含む国内生産分)

このような背景により、2009年度以降もお客さまからのさらなる増産要求に対応し、この分野で確固とした立場を築くため、設備増設を行い、生産能力増強をすることとしました。2010年度以降もさらに需要の伸びは期待されており、今後も状況を見て設備増設を行っていく計画です。

フルカワスカイ・アルミナム・ベトナム社の概要
設立 2006年1月11日
操業開始 2007年1月
所在地 ベトナム社会主義共和国ホーチミン市7区タントワン輸出加工区
資本金 6百万USドル
出資比率 古河スカイ株式会社 100%
社長 岩田匡弘
従業員数 450名(2008年3月末)
事業内容 自動車用アルミニウム精密鋳物部品(ディーゼルエンジン用ターボチャージャ部品)の製造
敷地面積 2万7千平方メートル
建屋面積 1万1千平方メートル
生産量 年約1,000万個(2009年度)