リリース・お知らせ 2011年(旧 古河スカイ)

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2011年社長年頭挨拶(要旨)

2011年1月4日

明けましておめでとうございます。

昨年一年間を振り返りますと、2008年後半のリーマンショックから始まった不況の最悪期からは脱し、全体的には回復基調にはありますが、需要はピーク時に比べると8割から9割程度で推移しています。

一方で、エコカー補助金など政策的な需要喚起策が終了、また円高が進むなど、当社グループを取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。加えて中国の圧延会社の大きな成長などを目の当たりにすると、先行きに対する危機感をますます強くするところであります。

こうしたなか、当社グループでは、昨年4月に2012年度を最終年度とした「新中期経営計画」を発表し、国内を中心とした既存事業の構造改革推進や、成長する海外市場への対応、あるいは次世代製品の開発などに着手、邁進しているところです。

具体的には、板圧延事業の構造改革を推進する一方で、アジアの自動車生産基地として、ますますその存在感を高めるタイにおいてコイルセンターを立ち上げ、上海およびデュッセルドルフにはそれぞれ海外拠点を開設するなど、グローバルマーケットへの対応を一層強化しています。

これら国内外のさまざまな施策を進めていくなかで、今年のスローガンは
「アジアNo.1の魅力あるカンパニー」を目指してグループ一丸となって取り組もう!
としました。

このスローガンの下、次の重点課題にグループ一丸となって取り組んで下さい。

1.「安全・環境・品質」への意識徹底
原点に立ち戻り、基本動作の徹底に取り組もう!
2.内部統制機能の一層の強化
あらゆるリスクに目を配り、コンプライアンスを貫こう!
3.お客様満足度の最大化
「品質・コスト・納期」において、お客様へのコミットメントを遵守し、強固な信頼関係を勝ち取ろう!
4.グローバルマーケットでの総合力の強化
グループ全体の力を集結し、事業基盤およびコスト競争力の強化、グローバル展開の加速により、新たな飛躍を目指そう!