リリース・お知らせ 2012年(旧 古河スカイ)

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アルミニウム塗装材「ファスコート」がサーバーに採用

2012年2月27日

古河スカイが開発した高導電性アルミニウム塗装材「ファスコートルバースシリーズ」のひとつが、このほどサーバー筐体およびサーバーに挿入するパネルに採用されました。

ファスコートは、アルミニウム素材の表面に各種機能性塗膜を付与した材料です。軽量で耐熱性・熱伝導性・リサイクル性が高いというアルミニウム本来の特性に、各種機能性塗膜を組み合わせることにより、さまざまなニーズに対応できる製品です。コイルの状態で塗装するため、加工後にひとつひとつ塗装する製品に比べ、品質が安定しており、低コスト化も可能です。

ファスコートシリーズには、放射性・反射性・成形性・耐光ディスクキズ付け性・導電性をはじめとする各種機能を向上させる多彩な製品がラインナップされています。そのひとつであるファスコートルバースは、導電性があるためアース性が必要とされる「PC用ドライブケース」に採用されてきました。

今回サーバーに採用された高導電性アルミニウム塗装材「ファスコートルバース」は、新たな要求であるレーザー加工性を考慮したもので、塗膜種類、塗膜厚さを適切に選定することにより、レーザー加工部の切断面、外観などを良好に保つことに成功しました。また、成形性、導電性、耐指紋性、耐傷付き性、耐食性も従来通り良好です。今後、多くの通信事業者殿のサーバーへの導入を見込んでおり、さらにさまざまな用途での商品化やコストダウンに寄与できるものと期待しています。

なお、「ファスコートルバース」が採用されたサーバーは、2月29日(水)から3月2日(金)まで東京ビックサイトで行われる第3回国際二次電池展に出展する予定です。

ファスコートルバースが採用されたサーバー

ファスコートルバースが採用されたサーバー

※1 ファスコートは日本特許庁に登録された商標です。