リリース・お知らせ 2012年（旧 古河スカイ）

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アルミニウム合金厚板「ファスプレート」をリニューアル販売開始

2012年7月31日

当社はこのほど、2009年に販売を開始したアルミニウム合金厚板「ファスプレート」の品質と販売価格を全面的にリニューアルし、2012年8月1日より販売開始します。

従来の「ファスプレート」は、板厚最大50ｍｍで、板厚公差はJISの1/2～1/3以下を保証値としており、平坦度と切断および切削加工歪みに影響を与える残留応力は一般厚板を約50％改善した準高精度製品でした。さらに、当社の高精度アルミニウム合金厚板「FP52」と比べると利用しやすい価格となっており、多くのお客様から好評いただいておりました。半導体・液晶製造装置、太陽光発電パネル製造装置、医療・光学機器、各種金型などに利用されており、「ファスプレート」を含む当社の全厚板製品の国内マーケットシェアは、約50％と推定しています。

今回のリニューアルでは、材料加工時の歪計算からの解放、機械加工時の板厚寸法精度の確保、歪み矯正工程の省略、そして材料費と材料加工費のコストダウンを望むお客様の声を反映して、平坦度の保証値を一般厚板の約80％（板厚50mm以下の場合）まで向上させ、板厚公差は最大でJISの1/5以下を保証値としました。さらに、板厚も最大100ｍｍまで拡大し、価格についても、当社の一般厚板と同様とし、より一層利用しやすい価格設定としました。

今後、リニューアルした「ファスプレート」を掲載したアルミニウム厚板総合カタログの発行や、需要の拡大が見込まれる半導体・液晶製造装置、太陽光発電パネル製造装置、医療・光学機器への販売を強化していく計画です。