マイクロシェイプ

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部材の精密化や薄肉化が求められる分野向けに

マイクロシェイプ

「マイクロシェイプ」は、エレクトロニクスなどの分野でますます進む高精密化、高強度化、薄肉化、軽量化などへのニーズにお応えした製品です。特殊押出技術により、従来技術では不可能だった、中高力合金材料を用いての高精度・小型薄肉化を実現しました。複雑な形状にも対応可能で、高い寸法精度を確保しています。

特長

中高力合金でも小型・精密な形材が可能

従来、中高力合金では小型で高精密な形材を製造することが困難でした。マイクロシェイプは、中高力合金でも、小型・薄肉で、しかも金属組織が均一な製品です。 航空機やロボットなど、強度と最高級の品質が要求される用途に広くご利用頂けます。

中高力合金でも小型・精密な形材が可能

薄肉による軽量化が可能になりました

マイクロシェイプは、工業生産では困難とされていた中高力合金での薄肉形材の製造を可能としました。
また、軟質合金では、いっそうの薄肉化も可能とします。薄肉化により製品重量の軽減や、コストダウンを実現するに加え、 熱交換器への適用例では、表面積を増加させるため放熱・伝熱性能や加工性の向上など、高度な設計が可能です。

薄肉による軽量化が可能になりました

一ケタ寸法公差が違います

JIS特殊級とマイクロシェイプの寸法公差比較をご覧ください。マイクロシェイプは一ケタ厳しい公差で製造できます。
したがって、従来ではフライス加工や引抜きによる後加工により寸法仕上げしていた作業工程が省略できるため、コストダウンが可能です。
また、かん合のスライドレール、ガイド レールなどに適用すれば、正確な動作を実現できます。

一ケタ寸法公差が違います

標準仕様

寸法公差(代表値)

○形材外接円58mmφ以下
幅方向:±0.10mm~±0.20mm
肉厚:±0.05mm~±0.10mm
(形状により異なりますので、ご相談下さい。)
○形材外接円58mmφを超えるもの
(形状により適用公差が異なりますので、詳細はご相談下さい。)

製品形状

従来の肉厚、断面積などに対する制限を大幅にとり除きました。
設計上の要求を極限まで追求して下さい。

用途

マイクロシェイプは、純アルミから中高力合金まですべての展伸材用アルミ合金を適用できます。あらゆる分野でご活用頂けます。
○車両、航空機などの輸送機器
○建築、エレクトロニクス、熱交換器など