生物多様性への取り組み

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基本的な考え方

UACJグループでは、生物多様性保全を重要な地球環境問題の一つと認識し、UACJグループ行動規範の中で生物多様性の保全を掲げています。当社グループの事業が生物多様性に対して与える影響の把握に努めるとともに、事業に関連したさまざまな自然保護活動を通じて生物多様性の保全に貢献していきます。

生物多様性リスクの把握

製品原料の採掘から製品の生産、アルミニウムを使用した最終製品の使用、廃棄段階に至る過程で、当社の事業活動や製品が、自然環境と生物多様性に少なからず影響を与えている可能性は否めません。UACJグループでは、事業活動にともなう生物多様性リスクの把握に努め、特に影響が大きいものとして「製造所からの排水による水棲生物の生息環境への影響」を想定し、排水の水質基準を法令より厳しくするとともに24時間モニタリングを継続するなど、その影響を極小化することに努めています。

梱包資材をリサイクルできる素材に変更

製品素材、製品梱包に使用している木材について、再使用、再利用、他素材への変更等を推進しています。一部の製品素材の梱包材はこれまで主に木材を使用していましたが、木製の梱包材はリサイクルできずに産業廃棄物となってしまうことから、リサイクル活用が一般的となっているダンボール紙を使用した梱包に変更しました。UACJグループは、木材の使用量と廃棄量の削減を通じて、さまざまな生物の棲みかである森林の伐採抑制に貢献したいと考えています。

外来種除去活動への参加

グローバル化した現代では、ペットとしての輸入や人の移動にともなって海外から日本に侵入した外来種によって在来種の生息環境が脅かされたり、交配が進むことによって日本古来の生物種が絶滅してしまうことが危惧されています。
UACJグループでは、各地域の自治体が行っている外来種の駆除活動に協力するとともに、従業員がボランティアとして参加することを推奨しています。

緑化活動

事業所内の緑を増やし、地域に生息する動植物の生息環境を整える活動を推進しています。

トピックス

福井県及び坂井市と企業の森づくりに関する協定を締結
—植樹など森林整備を通して地域の環境保全を推進
「UACJ福井の森」

UACJは、2022年3月12日に、福井県及び坂井市と企業の森づくりに関する協定を締結し、協定締結式と植樹を行いました。
企業の森づくりは、福井県が進めている取り組みの一つで、企業が所有者から土地を無償で借り受け、森林整備を行うものです。この度当社は、地域の環境保全活動の強化や、地域社会との交流のほか、従業員の環境意識向上を目的として、本協定を締結しました。本協定の締結により、当社は、坂井市から借り受ける区画を「UACJ福井の森」と名付け、福井県及び坂井市の支援のもと、植樹や下草刈りなどの森林整備活動を行います。
今回の植樹活動では、当社福井製造所の従業員及びその家族、合計20名が、抵抗性のアカマツとクロマツ合わせて約300本を植えました。今後も、下草刈りや補植など継続した活動を行っていきます。

ベトナムでのマングローブ林再生活動

UACJ Foundry & Forging (Vietnam) Co.,Ltd.では、マングローブ林の再生活動に参画しています。従業員が協力してカンザーのマングローブ林に約500本のヒルモドキの木を植樹しました。