資源保全と廃棄物削減

  • Google+で一般公開
  • ツイートする
  • facebookでシェアする
音声で読み上げる

基本的な考え方

UACJグループが取り扱う主原料のアルミニウムの可採埋蔵量は、ほかの金属に比べて豊富で採掘寿命は長いとされています。とはいえ、当社グループでは、将来世代に資源を引き継いでいくためにリサイクルを推進し再利用していくことが重要であると考えています。 こうした考えのもと、通常のリサイクルに加えてアルミ缶や印刷版でのクローズドリサイクルを積極的に進めるとともに、廃棄物削減に取り組んでいます。環境目標に掲げた「循環型社会の構築」をめざして産業廃棄物量原単位の削減とゼロエミッションに継続的に取り組んでいきます。

※特定の製品のスクラップを、その特定の製品の原料に戻してリサイクルすること。

2016年度の実績

UACJグループでは、産業廃棄物の削減を進めるとともにゼロエミッション達成を目標とした活動を展開しています。
当社グループのゼロエミッションの定義は、全産業廃棄物発生量に対して直接埋め立て処分比率が1%未満であることとしています。2016年度の直接埋め立て処分比率は0.08%であり、目標を達成しました。今後も産業廃棄物の分別、リサイクル化を図り、ゼロエミッションの継続に努めていきます。
なお、2016年度の主要事業拠点における全産業廃棄物発生量は、生産量の減少にともない2015年度比で9.9%減少しました。引き続き産業廃棄物の削減、リサイクル化、有価物化の活動を推進します。

産廃分科会

UACJでは、産業廃棄物の多い事業拠点を中心に横断的な産廃分科会を立ち上げ、定期的に開催しています。本分科会は、分別および処理情報の整理、各事業拠点の分別状況の確認、整備の推進、各事業拠点の削減方策情報の整理と共有化等を推進し、産業廃棄物量の削減と処理の適正化を図っています。

産業廃棄物量の推移

産業廃棄物量の推移のグラフ

廃棄物の内訳(2016年度)

廃棄物の内訳(2016年度)のグラフ

  • ※集計範囲:国内UACJグループ事業拠点

廃棄物の種類別排出量と主なリサイクル先(2016年度)

廃棄物の種類 排出量、ton 再資源化率、% 主なリサイクル先(用途)
汚泥 10347 86 セメント原料
廃油 2670 93 燃料
木くず 2543 95 燃料、肥料
鉱さい 1565 100 路盤材
廃プラ 1419 37 燃料

産業廃棄物削減事例(2016年度の実施テーマ)

事業拠点名 テーマ名 削減量
t/年
UACJ製箔 野木工場 研削液の再利用化による研削廃液の削減 42
福井製造所 廃紙管の有価再資源化 27
UACJ製箔 伊勢崎工場 木製パレット再利用化 10
複数事業拠点 廃油、廃インキの有価再資源化 -
金属屑の有価再資源化
古紙の有価再資源化
廃プラの有価再資源化

アルミ缶リサイクルの推進

アルミニウムは、軽い、さびにくい、熱をよく伝える、そしてリサイクル性が高い※1などの特長があります。アルミニウムの優れた特長を生かしたアルミ缶のリサイクル率※2は90%(2016年度)に達しています。UACJグループは、各製造拠点で使用済アルミ缶を回収(購入)し再使用することにより、循環型社会形成のためのアルミ缶リサイクル活動を支援しています。

  • ※1 アルミニウムの再生地金は、鉱石(ボーキサイト)から新地金を製造する場合の約3%のエネルギーで製造(再生)可能です。
  • ※2 国内で消費されたアルミ缶のうち、国内で回収されたアルミ缶くず全体の再生利用量(輸出分を含む)の割合

水資源の有効利用

地球は、表面積の約70%が水で覆われているものの、人間が利用しやすい地表の淡水は地球上のすべての水のわずか0.01%でしかないと言われています。
この貴重な淡水資源は地球規模では再生可能である一方、地理的に偏在していることから国や地域によっては水資源リスクがすでに切実な問題を引き起こしています。
UACJグループは、そのような世界の状況を認識したうえで、水資源の有効利用と水資源管理に取り組んでいます。各事業拠点の水使用量を水源別に把握するとともに排水先も水系別に管理し、その状況を「事業活動と環境負荷」の項のマテリアルバランスに示しています。

水使用量および排水量の推移

水使用量および排水量の推移のグラフ