リリース・お知らせ 2024年

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「環境配慮型アルミ材「ALmitas+ SMART」が積水樹脂プラメタルのアートパネルに採用
—製品のCO2排出量30%削減に貢献—

2024年4月15日

株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役:田中信二、以下「当社」)は、当社の展開する環境配慮型製品ブランド「ALmitas+ SMART※1」のアルミ材が、積⽔樹脂プラメタル株式会社(本社:長野県上伊那郡辰野町、代表取締役社⻑:髙林周⼀郎、以下「積水樹脂プラメタル」)が2024年4月に発売開始した環境配慮型アルミ樹脂積層複合板「プラメタルスマート アートパネル」に採用されましたのでお知らせします。当社のアルミ材は、本製品のCO2排出量約30%削減※2に貢献しています。

「プラメタルスマート アートパネル」構造図

積水樹脂プラメタルが開発・製造・販売する「プラメタル」は、樹脂をアルミ材で挟み込んだ構造のアルミ複合パネル資材で、軽量性を生かし、看板などに使用されるものです。今回発売開始された「プラメタルスマート」に採用されたアルミ材は、原料としてリサイクル材を使用するほか、マスバランス方式でグリーン地金を適用することで、原材料からアルミ材製造までのCO2排出量を削減したもので、製品のCO2排出量約30%削減に貢献しています。

UACJは、Scope3において、2030年度にはCO2排出量30%削減※3を目指し、2050年にはサプライチェーンのさまざまなパートナーとの協業に取り組み、リサイクル最大化や、サプライチェーン全体でのGHG排出削減活動を行い、GHG排出最小化を目指すことを目標として掲げています。さらに、UACJリサイクル率※4を2019年度の65%から2030年度には80%に高めることを目指しています。

UACJは、今後も、サプライチェーンのさまざまなパートナーと連携し、持続可能で豊かな社会の実現に貢献してまいります。

  • ※1 「ALmitas+」の展開開始に伴い、「UACJ SMART」は「ALmitas+ SMART」にブランド名変更
  • ※2 積水樹脂プラメタルの従来品(アートパネル)と比較(積水樹脂プラメタル調べ)
  • ※3 2019年度比・原単位、Category1(購入した製品・サービスを指す。原材料の調達、パッケージングの外部委託、消耗品の調達。)
  • ※4 循環アルミの使用率として、UACJグループ内における資源循環の活動目標を示すもの。「循環アルミ量*1/溶解炉への装入量*2×100」で算出する。純アルミ(1000系、8000系)材を除く。対象拠点は、UACJ名古屋製造所、福井製造所、深谷製造所、UACJ押出加工名古屋、UACJ押出加工小山、UACJ (Thailand) Co., Ltd.の6拠点。
    • *1 循環アルミ量:PIRスクラップ*3、PCRスクラップ*4、当社社内の全工程で発生するスクラップを合算した値
    • *2 溶解炉への装入量:アルミニウム新地金、添加金属、PIRスクラップ*3、PCRスクラップ*4、当社社内の全工程で発生するスクラップを合算した値
    • *3 PIRスクラップ:Post-Industrial Recycled スクラップ。製造業での素材の加工段階で発生するスクラップ
    • *4 PCRスクラップ:Post-Consumer Recycled スクラップ。使用済製品に由来するスクラップ

ご参考

製品概要

商品名 プラメタルスマート アートパネル
仕様 サトウキビ由来の環境配慮発泡樹脂芯材と環境配慮型アルミニウム(ALmitas+ SMART)を採用した製品

積水樹脂プラメタルについて

積水樹脂株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長 CEO:馬場浩志、以下「積水樹脂」)の子会社で、研究開発から製造、販売、アフターフォローまでを包括する一貫したサービス体制を確立した「アルミ樹脂積層複合板」のスペシャリスト。1966年の創業以来、高付加価値の性能を提供することで、確固たる評価を得ています。

積水樹脂プラメタルが開発するアルミ樹脂積層複合板「プラメタル」は、平滑性、軽量性、剛性、耐久性、加工性など、多くの建造物がパネルに求める特質を備えており、都市全体で広く活用されています。また、加工性に優れ、美しい意匠設計ができることで、都市環境、産業社会、住宅および商業スペースなど、あらゆるシーンで多彩な美しい表情を実現しています。

積水樹脂プラメタル株式会社Webサイト新しいウィンドウが開きます

積水樹脂について

積水樹脂株式会社は、1954年の創業以来「複合技術による価値ある製品の創造とサービスを通じて社会の安全・安心・環境に貢献する企業グループを目指します。」という経営理念のもとに、独自の技術力によって特色ある製品の事業化をはかっています。

道路に設置する標識や路面標示などを扱う交通・標識関連事業、車両防護柵や橋の高欄、人工芝フィールドなどの景観・スポーツ関連事業、メッシュフェンス、防音めかくし塀などの外構などを扱う住建関連事業、梱包機械や資材、農業資材などを扱う総物・アグリ関連事業などで、複合技術を活かし安全・安心・環境保全に貢献するモノづくりによって、公共・民間の幅広い分野で事業を展開しています。

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UACJについて

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開するアルミニウム総合メーカーです。「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。

UACJは、2013年に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し発足した会社で、アルミ圧延を開始してから125年以上の歴史を持ちます。グループ内に板、自動車部品、押出・加工品、鋳鍛、箔の5つの事業を持ち、飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い分野にアルミ素材を供給し、人びとの暮らしや産業を支えています。

板事業では、北米・タイ・日本の3極グローバル供給体制を構築しており、自動車部品事業では、北米・中国・日本で合金開発から設計までの一貫生産体制を生かしたビジネスを展開しています。2023年3月期の連結売上高は9,629億円、グループ従業員は約9,500人です。