化学物質汚染防止

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基本的な考え方

UACJグループでは、サプライチェーン全体で一切の環境負荷物質を排出することなく製品を生産することが理想と考え、化学物質汚染の防止に取り組んでいます。

2016年度の実績

UACJグループでは、生産活動にともなう汚染物質の排出に関して、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、各自治体の条例、協定などで定められた基準値よりも厳しい自主管理値を設定し、その遵守に努めています。
2016年度は、当社グループにおいて自主管理値を超える汚染物質の排出はありませんでした。

UACJの各製造所における管理状況(2016年度)

○印:測定データが基準値以内

  測定項目 名古屋
製造所
福井
製造所
深谷
製造所
日光
製造所
大気データ NOx、SOx、ばいじん
水質データ  pH、BOD
n-H(鉱物油)、SS

PRTR対象物質管理

UACJグループでは、PRTRにしたがい対象物質の取扱量・排出量・移動量を把握し届出を行うとともに、その削減に努めています。
2016年度は2015年度に比べ対象物質を使用する製品の生産量が増加したことから、グループ全体の排出量が全対象物質合計で16.4%増加しました。

※PRTR:特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律

PRTR対象物質取扱量の推移

(製品中の合金元素であるマンガン、クロム、ニッケル、鉛を含む)

PRTR対象物質取扱量の推移のグラフ

PRTR対象物質排出量・移動量の推移

 

PRTR対象物質排出量・移動量の推移のグラフ

  • ※集計範囲:UACJ(名古屋、福井、深谷、日光)、UACJカラーアルミ、UACJ押出加工名古屋(名古屋、安城)、UACJ押出加工小山、UACJ押出加工群馬、UACJ押出加工滋賀、UACJ製箔(伊勢崎、滋賀、野木)、UACJ鋳鍛、UACJ銅管

PRTR対象物質 取扱量・排出量・移動量(2016年度)

No. 物質名 使用量(kg) 排出量(kg) 移動量(kg)
412 マンガン及びその化合物 2,633,004 0 21,000
300 トルエン 644,802 166,510 54,754
296 1,2,4-トリメチルベンゼン 220,721 110,260 7,590
87 クロム及び三価クロム化合物 213,494 0 20,804
80 キシレン 206,447 15,268 2,971
273 1-ドデカノール 144,466 75,580 46,735
53 エチルベンゼン 72,834 6,748 870
374 弗化水素及びその水溶性塩 596,898 1,750 15,750
71 塩化第二鉄 47,745 0 0
297 1,3,5-トリメチルベンゼン 46,761 33,587 1,977
308 ニッケル 30,688 0 0
88 六価クロム化合物 29,153 0 0
302 ナフタレン 6,715 155 21
304 5,555 0 0
438 メチルナフタレン 4,716 24 0
407 ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル 4,322 4,279 0
133 エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート 3,974 61 0
245 チオ尿素 3,355 0 0
392 ノルマル‐ヘキサン 3,269 527 535
207 2,6-ジ-ターシャリ-ブチル-4-クレゾール 3,250 0 3,250
57 エチレングリコールモノエチルエーテル 2,952 998 1,954
134 酢酸ビニル 1,377 81 21
321 バナジウム化合物 1,042 24 100
309 ニッケル化合物 1,015 232 726
  合計 4,451,053 296,085 189,059
  • ※集計範囲:UACJ(名古屋、福井、深谷、日光)、UACJカラーアルミ、UACJ押出加工名古屋(名古屋、安城)、UACJ押出加工小山、UACJ押出加工群馬、UACJ押出加工滋賀、UACJ製箔(伊勢崎、滋賀、野木)、UACJ鋳鍛、UACJ銅管

VOC排出量の削減

UACJグループでは、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、1.3.5.トリメチルベンゼン等を削減対象物質として設定し、VOC(揮発性有機化合物)の大気への排出量の削減を進めています。取り組みの一例として、板製品の仕上げ工程の洗浄において削減対象のVOC含有率が小さい洗浄液への転換を推進しています。

大気汚染防止

UACJグループでは、工場設備の維持管理と重油からLNGへの燃料転換により、大気汚染物質の排出量削減に努めています。現在、これまでの取り組みの成果によってSOx、NOx排出量は低位を維持しています。

NOx排出量推移

NOx排出量推移のグラフ

SOx排出量推移

SOx排出量推移のグラフ

  • ※集計範囲:UACJ(名古屋、福井、深谷、日光)、UACJ押出加工小山

PCB管理

UACJグループでは、PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法に則り、PCBを含有している機器類の数量を製造拠点ごとに把握し、監督官庁に届け出るとともに適切に保管・管理しています。また、蛍光灯安定器などの小型電気機器や微量PCBの含有が懸念される電気機器についても調査を実施し、基準値以上のものは適切に管理しています。
PCB含有機器類の無害化処理は、日本環境安全事業株式会社に委託し適切に行っています。微量PCB汚染油の無害化処理についても、必要に応じて認定処理事業者に処理を委託しています。また、2016年8月に施行された改正PCB特別措置法の設定期限よりも早期に高濃度PCBの処理を完了するよう計画の見直しを進めています。

アスベスト問題への対応

UACJグループでは、製品や工場建屋、設備・備品へのアスベストの使用実績や使用状況を調査し、対策を実施しています。製品については、アスベストの使用やアスベストを含む製品の販売実績はありません。
工場建屋については、ごく一部で飛散する危険性が高い吹き付けアスベストの使用実績があり、2004年度から除去作業を行ってきました。なお、UACJ製箔 野木工場、UACJ銅管における吹き付けアスベストの未除去部分については封じ込め対策を済ませ、飛散のないことを確認しています。
設備・備品については、アスベスト飛散の危険性のあるものはすでに交換を完了しています。また、アスベスト飛散の危険性の少ない設備・備品についても定期点検などのタイミングでアスベスト非含有品に交換しています。

ダイオキシン類対策

UACJグループでは、ダイオキシン類対策特別措置法のダイオキシン類排出特定施設に該当するアルミニウム溶解炉について排ガス中のダイオキシン類濃度が規制値以下となるよう管理に努めています。
具体的には、特定施設のアルミニウム溶解炉の燃焼空気量を最適に保ち、かつ投入する材料の管理を徹底してダイオキシンの発生を防止しています。
また、特定施設のアルミニウム溶解炉のダイオキシン類の測定を法律に基づき年1回実施するとともに、結果を行政に報告しています。2016年度のダイオキシン類測定結果は、大気特定施設24施設と水質特定施設2施設においてすべて法定規制値を下回っていました。

水質汚染防止

2012年6月に公布された水質汚濁防止法の一部改正により有害物質の貯蔵施設と配管などについて届出を行うとともに、構造などについて設定された基準を遵守することが義務付けられました。
UACJグループでは、猶予期限である2015年5月31日までにすべての事業拠点で必要な対応を完了しています。

土壌・地下水汚染防止

UACJ押出加工小山、UACJカラーアルミでは、過去に発生した土壌・地下水汚染への対策として汚染地下水の浄化を継続的に行い、その効果を定期的に確認しています。汚染濃度は減少しつつあります。

土壌・地下水汚染に関する対策

事業拠点名 時期 汚染物質 浄化対策
UACJ押出加工小山 1999年度から テトラクロロエチレン 土壌入れ替え、揚水浄化
UACJカラーアルミ 2004年度から 六価クロム、フッ素 土壌入れ替え、揚水浄化

製品含有化学物質の管理に関する情報は、「製品における環境配慮」をご参照ください。

製品における環境配慮