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第10期定時株主総会 質疑応答要旨

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当日の質疑応答の要旨をお知らせいたします。

※内容につきましては、ご理解いただきやすいよう部分的に加筆・修正をしております。また、役職は第10期定時株主総会時点のものとなります。


質問1

損益分岐点引き下げの取り組みについて聞かせてほしい。

回答

回答者 田中取締役

国内において、生産拠点の集約や最適生産体制の構築に取り組んでまいりました。品種によって収益性が異なるため、生産拠点を集約して効率的な生産を行うとともに、収益率が高いものに注力することで、損益分岐点の引き下げへつなげております。


質問2

EV化に伴う今後の自動車市場における当社の成長戦略について聞かせてほしい。

回答

回答者 平野取締役

電池については、高品質な電極箔の供給が成長分野と見込んでおります。また、アルミニウムは軽量であるため、自動車の構造物として有用であり、研究開発にも注力しております。

回答者 佐藤執行役員

国内においては、自動車用ボデーパネルの拠点拡張を行っております。また、バンパーをはじめとしたエネルギー吸収体の供給を他社に先駆けて進めております。北米では、EV化のさらなる進展が見込まれており、今後とも拡大する需要を捕捉してまいります。


質問3

2022年度の決算の分析と第3次中期経営計画最終年度である今期の取り組みについて聞かせてほしい。

回答

回答者 川島取締役

アルミ地金価格下落の影響を受け、当期の業績は減益となりました。実力ベースの損益についても、主にエネルギー価格の高騰により減益となりましたが、お客様と価格交渉を進めており、その効果が2023年度に表れると見込んでおります。

回答者 隈元執行役員

構造改革を完遂したことで、社内では前向きな雰囲気が醸成されております。この勢いを維持しながら、次期中期経営計画やUACJ VISION2030の達成に繋げてまいりたいと考えております。

回答者 石原代表取締役

UACJグループが10年、20年後も価値ある企業でいられるための基盤づくりが私の使命だと考えております。UACJ VISION2030の達成に向けグループ一丸となって取り組んでまいりますので、株主の皆様におかれましては、引き続きご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。


質問4

水平リサイクルによるメリットとその研究状況について聞かせてほしい。

回答

回答者 橋本執行役員

リサイクル材を使用した再生地金は、新地金と比較するとCO2排出量を97%削減できます。CO2排出量の削減効果を拡大するため、山一金属株式会社との合弁事業により、使用済み飲料缶(UBC)の水平リサイクル比率をさらに高めてまいります。

回答者 平野取締役

缶材の材質評価や生産技術の基礎データも取りながら、生産現場と一体となって研究を進めております。また、官民共同のプロジェクトに参画し、リサイクルの基礎研究に取り組んでいるところです。

回答者 石原代表取締役

使用済み飲料缶(UBC)だけでなく、自動車用ボデーパネルの生産工程における端材を回収し、再利用する取り組みも進めております。当社が持つ溶解というプロセスを価値向上に活かし、同様の取り組みを幅広く推進していくことが重要であると考えております。


質問5

山一金属株式会社との合弁事業の目的と生産性への影響について聞かせてほしい。

回答

回答者 橋本執行役員

合弁事業は、Can to Canのリサイクル率を向上させ、環境負荷を低減していくことを目的としております。それにより、当社ビジネスの付加価値向上へとつなげてまいります。

回答者 田中取締役

使用済み飲料缶(UBC)のリサイクルは、現状よりさらに効率的に行うことができる余地があります。様々な改善を行いながらCan to Canのリサイクル率の向上を図ってまいります。

回答者 石原代表取締役

使用済み飲料缶(UBC)については、消費者の皆様の環境意識の高まりとともに、回収の仕組みができあがっております。リサイクルは自治体や学校関係の皆様のご協力をもって進められるものであり、また、そのご協力を有効に活用していくということが、我々の使命だと考えております。


質問6

賃上げ状況と従業員持株会の持株比率を高める施策について聞かせてほしい。

回答

回答者 山口執行役員

今年の春季労働条件交渉では、組合要求に対して満額回答し、物価高を上回る賃上げを実現いたしました。また、従業員持株会については、奨励金の拠出や社長メッセージの発信等を行うことで、加入促進と持株比率向上を図っております。

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