特集(2016年7月)
アルミニウム圧延業界で世界トップクラスの
300名におよぶ研究開発体制
製品開発や利用技術開発、材料設計・生産プロセスに関する技術開発まで、UACJの研究開発を一手に担っているのが「技術開発研究所」です。約300名の研究員を擁し、アルミニウム圧延業界で世界トップクラスの研究開発体制を構築。長年にわたって蓄積した知見と最先端のIoT、AI※技術や高精度な解析装置を駆使して、アルミニウムの新たな可能性を見出し、社会に役立つ製品の創出に取り組んでいます。現在は、得意先との連携や国家プロジェクトへの参画を通じて、エネルギー・環境・輸送機器などの成長分野を中心とする新製品・新技術開発に力を注いでいます。
※ IoT:身の回りのあらゆるものがインターネットにつながるという考え
AI:人工知能の意味
再現した試作プラント
高性能電子顕微鏡(SEM)
需要拡大が見込まれる成長分野でUACJの開発製品が活躍
国家プロジェクトに参画し、輸送機器の軽量化に貢献
経済産業省の支援のもとに設立された「新構造材料技術研究組合(ISMA)」に加入し、超々ジュラルミンを超える世界最高強度のアルミニウム材料の開発に取り組んでいます。
今後、さまざまな輸送機器に展開していく予定です。
電気自動車など次世代製品にも続々採用
UACJのアルミニウムは、電気自動車など、今後の普及が見込まれる次世代製品にも採用が決まっています。さらなる用途拡大に向けて研究を進めています。
初の国産リージョナルジェットMRJに採用
初の国産リージョナルジェットMRJの胴体と主翼には、軽量な小型機特有の複雑な形状を可能にするアルミニウム合金が採用されており、そこにはUACJ製品も含まれています。