コンプレッサ用耐磨耗製品
エアコン、エコキュート等の空調機部品に
UACJ鋳鍛では、冷間、温間、熱間鍛造とあらゆる温度領域で鍛造品の製造が可能です。特に高Siの対磨耗性合金(TFシリーズ)を使用したコンプレッサ用ピストンやスクロールの鍛造品は磨耗性に加え、高強度、高温時の熱膨張が小さいという特性から、お客様から高い評価をいただいています。
特長
- 加工性の劣る硬質材料(4032、7075合金等)も温間、熱間鍛造法を使用し、必要な形状に製造します。
- 完成品に近い形状にすることにより、材料歩留りが向上し、材料が節約できます。
- 寸法精度が良いので、鍛造面をそのまま使用できることもあり、機械加工コストの削減が可能です。
製品特性
耐磨耗材の特性
材料特性は、素材(鍛造前)調質T6になります。
引張特性
合金 | 試験温度 | 引張強さ N/mm2 |
耐力 N/mm2 |
伸び % |
---|---|---|---|---|
TF10B | 25℃ | 360 | 280 | 13 |
TF12B | 25℃ | 435 | 380 | 8 |
150℃ | 390 | 365 | 11.5 | |
4032 | 25℃ | 380 | 315 | 9 |
6061 | 25℃ | 310 | 275 | 12 |