熱交換器

高強度、高熱伝導率CCフィン材

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自動車のラジエータ、エアコンのフィン材に

高強度、高熱伝導率CCフィン材の写真

連続鋳造(Continuous Casting)圧延法を用いて製造したフィン材を自動車熱交換器用として開発しました。従来の半連続鋳造法によって製造したフィン材に比較して、高強度、高熱伝導率を実現しています。

特長

  • フィン材の薄肉化のために微細な分散粒子を密に分散させて高強度化しています。
  • 熱交換率向上にために、添加元素の最適化配合し、従来品より高い熱伝導率を実現しています。
  • 溶融ろう材に対する高い耐侵食性により、良好な接合性を有しています。

製造方法

半連続鋳造法

半連続鋳造法の図

連続鋳造圧延法

連続鋳造圧延法の図
高い冷却速度でアルミニウム合金を凝固させ、分散粒子を微細化する

製品特性

従来製品との特性比較

  「半連続鋳造法」を用いた従来製品 「連続鋳造圧延法」を用いた新開発のCCフィン材
フィン材の金属組織 分散粒子が粗大 微細な分散粒子により高強度化
チューブ材とフィン材の接合性(ろう付性)
605℃で3分間のろう付後の状態を従来製品とCCフィン材とで比較
フィン材が溶けて座屈 良好な接合