材料置換
銅部品のアルミ化のご提案
バスバー用途に
配電盤の必須部品であるバスバーには、一般的に銅が用いられます。これを代替する素材として、高強度・高導電率の各種アルミ合金を提案しています。必要なパフォーマンスを確保しながら、大幅に重量を削減することができるため、コスト削減に寄与します。
特長
- 銅バスバーのアルミ化により大幅な軽量化とコストダウンを実現します。
- EC1は純アルミ1050-Oと同等の高い導電率ながら、強度は1.5倍の合金です。
- EC2の導電率は銅の57%。板厚を1.8倍にすることで銅と同等の電流量が得られます。
種類と特性
銅からアルミ化により重量が約45%削減となり、コストも削減されます。
アルミと銅の比較
※ 材料価格指数は、アルミ地金:日経平均(H27年1月)、銅:国内電気銅建値(H27年1月平均)を元に算出
素 材 | 比重 | 導電率 (%ⅠACS) |
等価導体 重量比 |
材料価格 指数※ |
---|---|---|---|---|
アルミ |
2.7 | (60) | 0.5 | 20 |
銅 | 8.9 | 100 | 1 | 100 |
バスバー合金の機械的性質・導電率
合 金 | 引張強さ (N/mm2) |
耐力 (N/mm2) |
伸び (%) |
導電率 (%ⅠACS) |
---|---|---|---|---|
EC1-H18 | 130 | 125 | 6 | 61 |
EC2-T6 | 205 | 180 | 10 | 57 |
1050-O | 85 | 40 | 46 | 61 |
C1020-O | 240 | 200 | 47 | 100 |