Furukawa-Sky Review No.1 (April 2005)
新技術紹介
精密コンフォーム押出技術 - 次世代型熱交換器用チューブ -
High-Precision Conform Extrusion Technology - Extruded Tube for the Next-Generation Heat Exchanger -
オゾン層保護や地球温暖化防止の観点から,カーエアコン等に使われるフロンガスは生産や使用が規制され,自然冷媒である二酸化炭素の適用が模索され,数年後には切り替わる可能性があります。
カーエアコンの冷媒が二酸化炭素に切り替わると,現行冷媒の約10倍の内圧が熱交換器チューブにかかるため,チューブ材は現行の1000系アルミニウム合金から,より強度の高い材料への変更が求められております。
熱交換器チューブは微細複雑形状であり,材質変更により表面焼き付きや形状異常が発生し,製品化が非常に困難でありました。
当社は,コンフォーム押出法を用いて,1000系アルミニウム合金チューブを量産していますが,押出技術とダイス設計技術の改善により,1000系合金より強度の高い3000系合金チューブの製造技術確立に成功しました。
コンフォーム押出機の構造
Structure of continuous extrusion forming machine.
試作例の断面形状
Product section shape.
左端部 | 中央部 | 右端部 | |
高 1.6 mm 幅 16.1 mm 単重 36 g/m |
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